Haiku 一日一句 2017-12-27 嚔

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 嚔

くしゃみのことを嚔とも呼び、嚔は冬の季語です。俳句ではくしゃみより嚔で使われることが多いです。

今日の一句

汁の椀はなさずおほき嚔なる 中原道夫
くしゃみをするときの汁物をこぼさないようにするとこで緊張感が高まるのと、汁物がでてきて冬の嚔ともあっている日常を切り取った句ですね。

参考

Haiku 一日一句 2017-12-26 息白し

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 息白し

冬は空気が冷く、人の吐く息が白く見えるため冬の季語になっています。

今日の一句

駆けて来て父よりも子の白き息 櫻井博道(さくらいひろみち)
子供の元気さを表せている句で、父親と比較させることでより、吐く息の白さや大きさを出すことができていますね。

参考

Haiku 一日一句 2017-12-25 クリスマス

今日はクリスマスなのでBGMを変えてみました。
この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 クリスマス

クリスマスは冬の季語です。別の言い方だと聖夜も使われたりサンタクロースも使えます。

今日の一句

蝋涙の一すぢならず聖夜ミサ 木内怜子
蝋涙(ろうるい)とはロウソクから溶けて流れた蝋のことですが、それが一本だけではないという部分を詠むことでクリスマスの教会に人が集まっている暖かさが表現できていてクリスマスと合っていますね。

参考

Haiku 一日一句 2017-12-24 スキー

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 スキー

雪の上を滑走するスポーツです。 語源はノルウェー語で「薄い板」という意味の「スキー」からきているので、本来はスキー板のことをスキーと呼ぶみたいです。

今日の一句

雪挿しに長路のスキー休めあり 山口誓子
スキー場は都心からは離れている山岳地帯に多いため、人もスキーの板も長旅をしてスキー場へたどり着きます。そして人だけでなく、スキー板も雪に突き立てて休ませているという句で長旅の疲れをスキーで表現できていますね。

参考

Haiku 一日一句 2017-12-23 風邪

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 風邪

冬は空気が乾燥し気温が低いため風邪をひく人が多く、風邪は冬の季語です。インフルエンザの場合でも風邪と表現されることも多いです。

今日の一句

風邪心地部屋の四隅の遠さかな 遠山陽子
風邪気味のときのぼんやりした非日常的な場面を季節の風物詩として詠んでおり、句の最初の部分を漢字のみで表現することで、どこか窮屈さも出せている気がします。

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Haiku 一日一句 2017-12-22 火事

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 火事

空気が乾燥して、風が強く、他の季節よりも火を使うことが多く火災の起こりやすい季節で、火事は冬の季語です。

今日の一句

火事を見るわが獣心は火を怖れ 古舘曹人
火災の大きな火に人は恐怖心を感じるはずで、その恐れを「わが獣心」と表現できているところが新鮮ですね。

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Haiku 一日一句 2017-12-21 柚子湯

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。
今日から二十四節気では「冬至」となり、七十二候は「乃東生(なつかれくさしょうず)」という時期になりました。今回は冬至なので冬の季語の柚子湯を取り上げます。

冬の季語 柚子湯

冬至の日に、お風呂に柚子を入れて入浴することで、香りがよく、体が温まり、風邪を防ぐと言われています。

今日の一句

柚子湯出て慈母観音のごとく立つ 上田五千石
一年に一度しか機会がない柚子湯に入ったことで、どこか体が清められた気分になり、立ち尽くしている自分の姿を慈母観音と例えているのが面白い句ですね。

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Haiku 一日一句 2017-12-20 短日

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 短日

冬は日の暮れがはやく、秋分をすぎると少しずつ昼の時間が短くなって、冬至の頃には極限に達します。一日がすぐ過ぎてしまうという気ぜわしさを感じられる季語です。

今日の一句

短日のいまはなやかやはや灯り 池内友次郎(いけのうちともじろう)
日が短いため、早くから街が灯り始めて、夕方と気づくと既に辺りは華やかになっているという、華やかさとすぐ日が暮れてしまう哀愁が感じられる句ですね。

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Haiku 一日一句 2017-12-19 卵酒

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 玉子酒

酒に玉子と砂糖を加えて火にかけアルコールを飛ばしたもので、風邪気味の時に飲んだりする冬の飲み物です。

今日の一句

母の瞳にわれがあるなり玉子酒 原子公平(はらここうへい)
玉子酒なので風邪気味のときに飲んでいて母親が心配そうに見つめていて、その瞳に自分が映っているという子供の時の記憶の句でしょうか。母親の愛情を思い出す句ですね。

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Haiku 一日一句 2017-12-18 闇汁

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 闇汁

闇汁会などといって、明かりを消した室内で、持ち寄った食べ物を教えずに鍋の中に入れて煮て食べて楽しむものです。

今日の一句

闇汁や挟みて鼻の如きもの 秋元不死男
闇汁で暗いため箸で取っても輪郭ぐらいしかわからず、そこで不気味な顔の鼻を持ってくることで、闇汁を更に不気味な雰囲気にすることができていますね。

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