Haiku 一日一句 2018-01-01 初詣

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あけましておめでとうございます。
この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。
俳句では四季とは別に、新年という分類があり、これらは新年のうちに使える季語です。

新年の季語 初詣

元日に一年の息災を祈願するために神社仏閣にお参りすることです。

今日の一句

日本がここに集まる初詣 山口誓子
「日本が」と言い切ることで、人だけではなく文化といったものも、全てがここに集まっており、とても大きなものを表現していて新年のめでたさとも相まっていますね。

参考

Haiku 一日一句 2017-12-24 スキー

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 スキー

雪の上を滑走するスポーツです。 語源はノルウェー語で「薄い板」という意味の「スキー」からきているので、本来はスキー板のことをスキーと呼ぶみたいです。

今日の一句

雪挿しに長路のスキー休めあり 山口誓子
スキー場は都心からは離れている山岳地帯に多いため、人もスキーの板も長旅をしてスキー場へたどり着きます。そして人だけでなく、スキー板も雪に突き立てて休ませているという句で長旅の疲れをスキーで表現できていますね。

参考

haiku 一日一句 2017-12-10 暖房

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 暖房

冬の寒くなった室内を温めることで、ストーブや暖炉の装置を指すこともありますが、暖められている場所を指すこともあります。

今日の一句

暖房や株主集ふ椅子を置く 山口誓子
株主が集うので、これから何か大事な話がなされる場所に椅子を並べていくという冷徹な雰囲気の中で暖房という存在が出てきて、どこかその会議も無事に終わってくれそうな気配も出してくれている句に思えます。

参考

Haiku 一日一句 2017-11-15 凩

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 凩

初冬の時期に強く吹いてくる冬の到来を告げる風です。木を枯らすほどの強い風のためこう呼ばれます。漢字一文字で書く場合と木を枯らすと漢字二文字で書いて木枯(こがらし)とも読みます。

今日の一句

海に出て木枯帰るところなし 山口誓子(やまぐち せいし)
木枯が地上を駆け抜けて海に出てしまうと、その先は行く場所がなくなってしまうという、悲しさと木枯という冬の季語が合っている句ですね。

参考

Haiku 一日一句 2017-10-09 雁

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。
 
今日からは二十四節気では寒露という時期になりまして、朝晩の寒さが厳しくなりますが、その分、空気が澄んできて月が綺麗に見えてくる時期になってきました。
七十二候では 鴻雁来(こうがんきたる) で、燕と入れ替わりに雁が北から渡ってくる時期になりました。

秋の季語 雁

冬季に日本に渡ってくる灰褐色の鳥。最近は東北より北の地域で見られる。飛ぶときには隊列を組んで直線に並んで飛んだり、V字型になって飛んだりしている。鳴く声も雁が音といって古くから詠まれている季語。

今日の一句

雁のこゑすべて月下を過ぎ終る 山口誓子(やまぐち せいし)
“すべて”という言葉を使うことで、多くの雁がいることを表現できているのと、”過ぎ終る”という言葉で、徐々に声が小さくなっていき、最終的には消えてしまう部分までの流れを表現できていますね。