Haiku 一日一句 2017-10-17 案山子

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

秋の季語 案山子

鳥などから農作物を守るために田んぼや畑に立てられているものですね。一説によると、もともとは、獣の肉や毛を焼いて、その匂いを嗅がせて追い払ったため、「かがし」と呼ばれていてそれが案山子になったみたいです。畑にぽつんとあったりして、哀愁を漂わせたり、最近はおしゃれに着飾っていて、それを詠む人も多いですね。

今日の一句

倒れたる案山子の顔の上に天 西東三鬼(さいとうさんき)
情景がすぐ浮かぶ句ですね、天という大きいものを最後に持ってくることで広がりも生まれています。さらに、なぜ倒れているのかは、言及していないため、この句を読んでいる人に想像させる句でもあります。一つの句から色々な情景が浮かんでしまうのは、あまり良い句にはなりにくい気がしますが、情景は一つに浮かんで、なんでそんな状態なんだろうと読者に考えさせるようになっている句は良い句だと思います。

参考