Haiku 一日一句 2017-11-10 立冬

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

冬の季語 立冬

冬に入って日差しも弱く、日暮れも早くなって、朝などは冷え込んでくる時期です。立冬の他にも、「冬に入る」だとか「冬来る(ふゆきたる)」「今朝の冬」も同じ意味で使われる季語です。

今日の一句

冬に入る照れる所へ水捨てて 細見綾子
照れる所は日の当たる場所という意味で、今までは何も考えずに外で水を捨てていたのが、冬に入ったことで体が無意識のうちに日向の部分を選んで水を捨てにいっていることに気づいた句ですね。冬になっていく境目だからこそ、この季語を上手く使えている句だと思います。

参考

Haiku 一日一句 2017-10-19 秋思

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。

秋の季語 秋思

秋の寂しさに誘われる物思いのこと。もとは漢語からきています。この時期の寂しさを表現できる季語ですね。

今日の一句

爪切れど秋思どこへも行きはせぬ 細見綾子
 何か考え事を紛らわそうとして、爪を切るけど、よけいそのことを考えてしまうという日常の一部を秋思という言葉を使って表現できている句ですね。秋思なので、あまりしつこさが出てこなくて全体としてスッキリしています。

参考