Haiku 一日一句 2017-10-18 蟋蟀(きりぎりす)

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。
今日から七十二候では「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」という時期になりました。野原で鳴いていた虫たちも暖かい家の周りで鳴き始める季節です。

秋の季語 蟋蟀(きりぎりす)

姿は蝗(いなご)に似ていて、主に昼間に鳴く虫です。古くは、今の蟋蟀(こおろぎ)のことを螽斯(きりぎりす)と呼んでいて、漢字では両方の意味を持つので少し注意が必要です。

今日の一句

きりぎりす膝をいだけば河流れ 鈴木しげ子
秋で寒さも増してきて、何か寂しい時に膝を抱いて河原に座ることで、それまで気づかなかった河の流れやきりぎりすの鳴き声が聞こえてきた句だと思いました。普段無意識の中で通り過ぎてしまっている景色を大事にしていきたいですね。

参考