Haiku 一日一句 2017-10-09 雁

この番組では、毎日その季節にあった俳句を一句取り上げていきます。
 
今日からは二十四節気では寒露という時期になりまして、朝晩の寒さが厳しくなりますが、その分、空気が澄んできて月が綺麗に見えてくる時期になってきました。
七十二候では 鴻雁来(こうがんきたる) で、燕と入れ替わりに雁が北から渡ってくる時期になりました。

秋の季語 雁

冬季に日本に渡ってくる灰褐色の鳥。最近は東北より北の地域で見られる。飛ぶときには隊列を組んで直線に並んで飛んだり、V字型になって飛んだりしている。鳴く声も雁が音といって古くから詠まれている季語。

今日の一句

雁のこゑすべて月下を過ぎ終る 山口誓子(やまぐち せいし)
“すべて”という言葉を使うことで、多くの雁がいることを表現できているのと、”過ぎ終る”という言葉で、徐々に声が小さくなっていき、最終的には消えてしまう部分までの流れを表現できていますね。